聊けし(読み)イササケシ

デジタル大辞泉 「聊けし」の意味・読み・例文・類語

いささ‐け・し【×聊けし】

[形ク]わずかである。ほんの少しである。
日本やまともろもろのいくさのきみども、―・き事によりて」〈雄略紀〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「聊けし」の意味・読み・例文・類語

いささ‐け・し【聊けし】

〘形ク〙 (「けし」は接尾語。「いささか」と語根を同じくする語でその形容詞形) わずかである。少しばかりである。
書紀(720)天武一一年一二月(北野本訓)「唯し小(イサさけ)き故(こと)に因りて、己が族に非ざらむ者をば輙(たやす)く附くること莫れ」

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