聖の君(読み)ひじりのきみ

精選版 日本国語大辞典 「聖の君」の意味・読み・例文・類語

ひじり【聖】 の 君(きみ)

① 徳のすぐれた君主聖君(せいくん)
書紀(720)垂仁二年一〇月(北野本訓)「一に云はく〈略〉伝(つて)日本国に、聖皇(ヒシリノキミ)ますこと聞(うけたまは)りて帰化(まうおもむ)く」
僧侶尊称
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「我が大事のひじりのきみ、この事おもむけしめ給へ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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