聖霊院(読み)しょうりょういん

精選版 日本国語大辞典 「聖霊院」の意味・読み・例文・類語

しょうりょう‐いん シャウリャウヰン【聖霊院】

[一] 奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町にある法隆寺塔頭(たっちゅう)一つ国宝。天仁二年(一一〇九)の創建と伝えられ、弘安七年(一二八四)に再建された。木造聖徳太子坐像と脇侍(わきじ)坐像五体は国宝。豊聰殿。
[二] 大阪府南河内郡太子町にある叡福寺の号。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の聖霊院の言及

【藤原鎌足】より

…なお《万葉集》は2首,《歌経標式(かきようひようしき)》は1首の,鎌足作という歌を収めている。【青木 和夫】
[伝承]
 藤原鎌足は,その官職名をとって大織冠(たいしよくかん∥たいしよかん)の名で親しまれているが,多武峰(とうのみね)の聖霊院(現在の談山(たんざん)神社)にまつられている。《談峯記》によると,定恵和尚が阿威山から談峯(多武峰)へ改葬して,墓上に十三重塔を建て,その東に御殿を造り,父鎌足の霊像を安んじたのが聖霊院の始まりとされる。…

※「聖霊院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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