肝斑(しみ)(読み)かんぱんしみ(英語表記)Chloasma (Melasma)

家庭医学館 「肝斑(しみ)」の解説

かんぱんしみ【肝斑(しみ) Chloasma (Melasma)】

[どんな病気か]
 成人女性の額(ひたい)、頬(ほお)、口の周囲などにみられる、左右対称で境界が鮮明な褐色斑(かっしょくはん)です。まれに男性にもみられます。
 妊娠や避妊薬服用など、血液中の女性ホルモンが多くなると色が濃くなるため、内分泌(ないぶんぴつ)の変動が関係していると考えられていますが、詳しいことはまだわかっていません。また、紫外線しみの色を濃くします。
[治療]
 そばかすの場合と同様、遮光(しゃこう)が効果のはっきりした対処法であり、予防法です。
 妊娠で濃くなったしみは、数か月すると自然に薄らぎます。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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