肺循環血流量(読み)はいじゅんかんけつりゅうりょう

世界大百科事典(旧版)内の肺循環血流量の言及

【呼吸機能】より

…酸素に関しては,肺繊維症,石綿肺などのように肺胞毛細血管膜が著しく厚くなる場合や,慢性肺気腫,肺切除などのように肺胞毛細血管膜面積が減少する場合に通過に対する抵抗が問題となり,運動時など肺血流速度の増加する際に動脈血酸素分圧低下の原因となる。 肺循環血流量は,人間はふつう直立位をとっているので,重力の影響を受けて肺尖で少なく,肺下部では多い。換気分布も同じ方向の差があるが,血流の上下差のほうが大きいため,換気と血流の比(換気血流比)は,肺尖で大きく,その結果肺胞気酸素分圧は高く,肺下部ではいずれの値も小さくなる。…

※「肺循環血流量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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