胃酸過多(読み)いさんかた

百科事典マイペディア 「胃酸過多」の意味・わかりやすい解説

胃酸過多【いさんかた】

胃の壁細胞から塩酸が過剰に分泌される状態をいう。胃・十二指腸潰瘍(かいよう),慢性胃炎などにも伴うが,狭義には器質的な原因の明らかでないものをいう。20〜40歳の男子に多く,精神的過労により発することが多い。食後2〜3時間後の胃不快感,胃痛。検査により高酸度を示す。刺激物を控える。アルカリ剤によって塩酸を中和する各種制酸剤や,胃液の分泌を抑える作用のあるアトロピンロートエキス)が有効。
→関連項目逆流性食道炎十二指腸潰瘍無酸症

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

栄養・生化学辞典 「胃酸過多」の解説

胃酸過多

 胃酸過多症ともいう.胃酸分泌が過剰な状態.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android