胄子(読み)チュウシ

デジタル大辞泉 「胄子」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐し〔チウ‐〕【×胄子】

天子から卿大夫けいたいふに至るまでの、あととりの子。転じて、卿大夫子弟学生

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精選版 日本国語大辞典 「胄子」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐しチウ‥【胄子】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「胄」は世継血筋の意 )
  2. 家督をつぐことになっている子。あとつぎ。よつぎ。また、長男総領
    1. [初出の実例]「良吏胄子。企厭之求、更薄情於宦学」(出典本朝文粋(1060頃)二・封事三箇条〈菅原文時〉)
    2. [その他の文献]〔書経‐舜典〕
  3. 国子監の学生。
    1. [初出の実例]「伶人枕鼓池頭臥、胄子懐詩壁下蹲」(出典:菅家文草(900頃)二・北堂澆章宴後、聊書所懐、奉呈兵部田侍郎)
    2. [その他の文献]〔潘尼‐釈奠頌〕

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