胆振縦貫鉄道(読み)いぶりじゆうかんてつどう

日本歴史地名大系 「胆振縦貫鉄道」の解説

胆振縦貫鉄道
いぶりじゆうかんてつどう

後志支庁・胆振支庁管内を南北に結んだ鉄道。京極きようごく伊達紋別だてもんべつ(現伊達市)間を連絡した。胆振鉄道との連絡を目的に昭和五年(一九三〇)一二月喜茂別きもべつ―伊達紋別間の鉄道免許・敷設が申請された。のち沿線となる一帯でも促進運動が進められ、同六年一二月に許可、同一一年から測量用地の設計がなされた。同一一年九月胆振縦貫鉄道株式会社が設立され(地方鉄道軌道一覧)、同一二年五月から着工。同一五年一二月に伊達紋別―徳瞬瞥とくしゆんべつ(現大滝村)間が開業、同一六年一〇月徳瞬瞥―西喜茂別間が開業、全線六九・六キロが開通となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android