胎毒下し(読み)たいどくくだし

世界大百科事典(旧版)内の胎毒下しの言及

【育児】より

…とくに生後3~7日目まではその心配が最も大きく,三日祝や七夜は生児がこの世に生存するか否かの第一段階ともみられた。生後すぐはぼろにくるみ,胎毒下しと称してマクリなどを飲ませておき,三日祝のときに産着を着せ,同じころに産をした異性の子をもつ人の乳を〈乳つけ〉として与えてもらった。乳つけは他人の乳の呪力によって,子の幸福を願う多分に呪術的なものであった。…

※「胎毒下し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」