胞衣刀(読み)エナガタナ

デジタル大辞泉 「胞衣刀」の意味・読み・例文・類語

えな‐がたな【胞衣刀】

昔、出産のとき、胞衣を切るのに使った竹の小刀。刃物を使うのを避けようとするもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胞衣刀」の意味・読み・例文・類語

えな‐がたな【胞衣刀】

〘名〙 生児臍帯(さいたい)を切るのに用いる小さな竹刀。刃物をきらって、竹篦(たけべら)を用いた。
甲陽軍鑑(17C初)品一六「ゑな刀と申て、竹にて、一尺二寸にして、節を一つ籠(こめ)、左右刀に作りて、是にて、ゑなを納るなり」

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