旺文社世界史事典 三訂版 「胡 耀邦」の解説
胡 耀邦
こようほう
Hú Yào-bāng
中華人民共和国の政治家。改革・開放路線を推進した中国共産党総書記
鄧小平とともに失脚と復活を繰り返したが,四人組の失脚以後「民主のわかる指導者」としてその地位を確立した。華国鋒のあとを継いで1981年党主席,主席制度の廃止により82年以降は党総書記に就任し,文化大革命の路線を否定した。しかしさらなる民主化を要求する学生運動への対応を批判されて1987年に辞任。1989年には彼の追悼集会が,第2次天安門事件となった。
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