胴金・筒金(読み)どうがね

精選版 日本国語大辞典 「胴金・筒金」の意味・読み・例文・類語

どう‐がね【胴金・筒金】

〘名〙
① 刀の柄(つか)、鞘(さや)の合わせの割れるのを防ぐためにはめた幅広の鐶。目貫(めぬき)部分にはめる柄胴金栗形の部分にはめる鞘胴金がある。また、槍柄にはめた鐶にもいう。胴締金。
源平盛衰記(14C前)三七「赤木の柄に銀の筒金(ドウガネ)巻きたる刀」
② ①をはめて作った刀。
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉八〇「帯して居る胴金(ドウガネ)から煙草入から」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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