胴間声(読み)ドウマゴエ

デジタル大辞泉 「胴間声」の意味・読み・例文・類語

どうま‐ごえ〔‐ごゑ〕【胴間声】

調子はずれの濁った太い声。胴声
「人の顔をのぞくものや、―に歌うものや」〈藤村千曲川のスケッチ
[類語]音声発声美声悪声金切り声だみ声どら声鼻声裏声小声猫撫で声声色肉声人声地声大声大音声音吐蛮声がらがら声しゃがれ声しわがれ声塩辛声ハスキーボイス風邪声含み声作り声嬌声奇声悲鳴声を上げる声を大にする声を張り上げる声を尖らす声を嗄らす声を忍ばせる声を潜める声を荒らげる声を落とす声を掛ける声を殺す声を揃える声を立てる声を呑む声を励ます声を振り絞る

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精選版 日本国語大辞典 「胴間声」の意味・読み・例文・類語

どうま‐ごえ‥ごゑ【胴間声・胴満声】

  1. 〘 名詞 〙 濁って調子のはずれた下品な声。太くて下卑(げび)た調子の声。どうばりごえ。どうまんごえ。胴声。
    1. [初出の実例]「引け過の御どふま声に猫の皮」(出典:雑俳・俳諧觽‐二四(1819))

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