胸焦がる(読み)ムネコガル

デジタル大辞泉 「胸焦がる」の意味・読み・例文・類語

むねが・る

苦しみもだえて胸が熱くなるように感じる。
「をりをり人やりならぬ―・るる夕べもあらむと」〈帚木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胸焦がる」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 焦(こ)がる

心の中で苦悶(くもん)する。心でもだえ苦しんで胸が熱くなるように感じる。
源氏(1001‐14頃)帚木「かれはた、えしも思ひ離れず、折々人やりならぬむねこがるる夕もあらむと覚え侍り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android