胼胝性潰瘍(読み)べんちせいかいよう(英語表記)callous ulcer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「胼胝性潰瘍」の意味・わかりやすい解説

胼胝性潰瘍
べんちせいかいよう
callous ulcer

消化性潰瘍潰瘍底は,組織学的に表層性線維素滲出層,類線維素壊死化層,肉芽層,瘢痕層の4層に区別できるが,このなかの瘢痕層で線維性組織の増殖が特に強いものを胼胝性潰瘍という。この組織の増殖が異常に盛んになると,潰瘍の範囲をこえて腫瘤を形成することもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android