脊髄前角細胞(読み)せきずいぜんかくさいぼう

世界大百科事典(旧版)内の脊髄前角細胞の言及

【運動神経】より

…そこで,最も狭義の運動神経は骨格筋を支配する神経と定義される。
[最も狭義の運動神経]
 運動神経を骨格筋に送っている神経細胞の代表的なものが脊髄前角細胞である。眼球を動かす外眼筋,頭顔部にある表情筋,軟口蓋・咽頭・喉頭・舌などの横紋筋などに運動神経を送っている神経細胞は脳幹にあるが,これらもまた脊髄前角細胞と同類の運動神経細胞である。…

【神経系】より

…ポリオのウイルスは,この運動ニューロンを侵す神経親和性のウイルスである。脊髄神経の領域では,運動ニューロンは脊髄の前角に集合しており,脊髄前角細胞anterior horn cell,ventral horn cellと呼ばれる。脳神経の領域においても,動眼神経,滑車神経,三叉神経,顔面神経,舌咽神経,迷走神経,副神経,舌下神経には,運動ニューロンの軸索が含まれており,これらのニューロンの細胞体は動眼神経核(中脳),滑車神経核(中脳と橋の境界レベル),三叉神経運動核(橋),顔面神経核(延髄),疑核(延髄にあり,舌咽神経と迷走神経に遠心性繊維を送る),副神経核(頸髄),舌下神経核(延髄)に連合している。…

※「脊髄前角細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む