脛切(読み)すねきり

精選版 日本国語大辞典 「脛切」の意味・読み・例文・類語

すね‐きり【脛切】

〘名〙
① 脛を切ること。転じて、江戸時代大道商人が脛を切って膏薬(こうやく)を貼り、その効能衆人に示したところから、膏薬、またはそれを売る大道商人をいう。
歌舞伎・藤川船𦪌話(1826)序幕「只今では臑切(スネキ)りの膏薬売り」
② 脛のあたりまでの丈であること。また、それくらいの丈の衣類
※俳諧・七番日記‐文化九年(1812)五月「臑きりの麻帷も祭り哉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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