腐食薬(読み)フショクヤク

デジタル大辞泉 「腐食薬」の意味・読み・例文・類語

ふしょく‐やく【腐食薬】

潰瘍かいよう・いぼなどの除去のため、組織破壊壊死えしさせる薬物水酸化カリウム・トリクロル酢酸など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腐食薬」の意味・読み・例文・類語

ふしょく‐やく【腐食薬・腐蝕薬】

  1. 〘 名詞 〙 組織の蛋白質と直接反応して溶解したり凝固させたり、酸化したりして、組織を破壊死滅させる薬剤。アルカリ剤や酸、重金属塩などを感染創、潰瘍面、悪性腫瘍肉芽組織の破壊除去のために用いる。
    1. [初出の実例]「烙鉄或は腐蝕薬を貼して其創をして乾愈せしむること勿るべし」(出典:内科撰要(1792)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android