腕尽(読み)うでずく

精選版 日本国語大辞典 「腕尽」の意味・読み・例文・類語

うで‐ずく‥づく【腕尽】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 腕力のかぎりをつくすこと。また、事を決するのに腕力を用いること。うでどく。
    1. [初出の実例]「夫成らば、腕づくでつれていて見せう」(出典:虎寛本狂言・胸突(室町末‐近世初))
  3. 自分実力だけで物事を行なうこと。実力一つ。
    1. [初出の実例]「実(げ)にすさまじき書生流行。またおそろしき車の繁昌。これ併(しかし)ながら腕(ウデ)づくにて、金も名誉(ほまれ)も意の如くに、得らるるからの奮発出精」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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