腸重積(読み)チョウジュウセキ

デジタル大辞泉 「腸重積」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐じゅうせき〔チヤウヂユウセキ〕【腸重積】

腸閉塞ちょうへいそくの一。小腸一部(主に回腸)が、大腸(主に盲腸)の内腔に入り込んでしまい、通過障害・血行障害を起こした状態。2歳までの乳児に多く、腹痛嘔吐おうと血便などがみられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腸重積」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐じゅうせき チャウヂュウセキ【腸重積】

〘名〙 腸の一部が、下方に隣接する腸の中へはいりこんでしまう状態。乳幼児に多い。突然激しい腹痛を起こし、嘔吐(おうと)、血便を伴い、ぐったりしてショック状態となり、手当てが遅れると生命にかかわる。
日本人へそ(1969)〈井上ひさし一幕自家中毒、腸重積、そして、先天性巨大結腸症原因不明の大病にかかり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android