世界大百科事典(旧版)内の腹側視床の言及
【間脳】より
…ヒトの脳では非常に大きく発達した終脳の大脳皮質や大脳核がこの部を覆っているため,間脳はそのごく一部を腹側表面にのぞかせているのみで大部分は表面から見ることはできない。間脳はヒトでは中枢神経系全体の約2%を占める小さな構造ではあるが,一様なものではなく,発生的,位置的,さらに他の部とのつながりから,(背側)視床,視床下部,腹側視床,視床上部と呼ばれる四つの部分から成っている。また視床下部と視床上部には,中枢神経系内の内分泌器官である脳下垂体と松果体(上生体)がそれぞれ付着している(図)。…
※「腹側視床」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」