腹赤の奏(読み)ハラカノソウ

デジタル大辞泉 「腹赤の奏」の意味・読み・例文・類語

はらか‐の‐そう【腹赤の奏】

古代、正月元日、大宰府から朝廷へ献上する腹赤内膳司が受けて奏した儀式

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精選版 日本国語大辞典 「腹赤の奏」の意味・読み・例文・類語

はらか【腹赤】 の 奏(そう)

  1. 正月元日、大宰府から朝廷へ献上する腹赤を内膳司が受けて奏した儀式。景行天皇筑紫長浜に行幸したとき、海人がこれを献上したのに始まるという。《 季語・新年 》
    1. 腹赤の奏〈貞治年中行事絵巻〉
      腹赤の奏〈貞治年中行事絵巻〉
    2. [初出の実例]「元日節会。腹赤奏。其起如何」(出典:明衡往来(11C中か)下本)

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