膏沢（読み）コウタク

デジタル大辞泉

こう‐たく〔カウ‐〕【^×膏沢】

１ 恵み。潤い。恩沢。
２ 地味の肥えた潤いのある土地。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

こう‐たくカウ‥【膏沢】

1. 〘 名詞 〙
2. ① めぐみ。なさけ。うるおい。恩沢。
   1. [初出の実例]「頃者、陰陽殊謬、気序乖違、南畝方興、膏沢未_レ降、百姓田囿、往々損傷」(出典：続日本紀‐和銅七年（714）六月戊寅)
   2. [その他の文献]〔孟子‐離婁・下〕
3. ② 地味が肥えていて湿りけの多いこと。また、その土地。
   1. [初出の実例]「一犁膏沢千村喜、白水田頭挿_二緑秧_一」(出典：松蔭吟稿（1507頃）農村春雨)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【膏沢】こう（かう）たく

恩恵。また、滋雨。〔抱朴子、博喩〕甘雨膏澤は、嘉生の榮する以なり。而れども枯木之れを得るときは、以てやかに朽つ。

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出典　平凡社「普及版 字通」