精選版 日本国語大辞典 「膏肓」の意味・読み・例文・類語
こう‐こう カウクヮウ【膏肓】
① 心臓と膈膜との間の部分。からだの中の奥深い所でここに病がはいると治らないという。
※万葉(8C後)五・沈痾自哀文「割二刳五蔵一抄二探百病一、尋二達膏肓之隩処一」
※浄瑠璃・浦島年代記(1722)三「左の肩口膏肓(カウコウ)迄すっぱと切る」
※中華若木詩抄(1520頃)下「只今も、大事の病に膏肓を灸することあり」
こう‐もう カウマウ【膏肓】
〘名〙 (「こうこう(膏肓)」の誤読が慣用化したもの) =こうこう(膏肓)
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