膳の上の箸（読み）ぜんのうえのはし

精選版 日本国語大辞典

ぜん【膳】 の 上(うえ)の箸(はし)

箸を取ってすぐ食べられるようにお膳立てがととのっていること。そうなることは必定であること、間違うことのないたとえ。膳の箸。

※浮世草子・立身大福帳（1703）二「娘子と祝言は膳の上の箸なれば、いよいよ身をかため心をはげまして」

出典　精選版 日本国語大辞典