膿盆(読み)ノウボン

デジタル大辞泉 「膿盆」の意味・読み・例文・類語

のう‐ぼん【×膿盆】

医療器具の一。そら豆形の深皿で、嘔吐おうとしたものを受けたり、外科手術で摘出した組織や使用済みのガーゼなどを入れたりする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「膿盆」の意味・読み・例文・類語

のう‐ぼん【膿盆】

〘名〙 外科的処置手術のときに用いる扁平でそら豆形の容器。使用ずみのガーゼや切除した臓器組織などを入れる。膿盤。
※医師高間房一氏(1941)〈田畑修一郎〉三「『おっ! こりあいかん』房一は急いで膿盆をひきよせた」

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