臙脂色(読み)エンジイロ

デジタル大辞泉 「臙脂色」の意味・読み・例文・類語

えんじ‐いろ【×臙脂色】

臙脂で染めた濃い紅色。黒みを帯びた赤色

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「臙脂色」の意味・読み・例文・類語

えんじ‐いろ【臙脂色】

〘名〙 黒みのある濃い紅色。臙脂で染めたもので、近世以後の染色に用いられている。これを「からくれない」「べにいろ」ということもあるが、元来は材料色相ともに異なる。えんじ。
みだれ髪(1901)〈与謝野晶子臙脂紫「臙脂色(ヱンジイロ)は誰にかたらむ血のゆらぎ春のおもひのさかりの命」

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