臥煙・臥烟(読み)がえん

精選版 日本国語大辞典 「臥煙・臥烟」の意味・読み・例文・類語

が‐えん グヮ‥【臥煙・臥烟】

〘名〙
江戸時代役屋敷に寝とまりした火消し。からだにいれずみを施し、勇ましい気風をもっていたが、乱暴なふるまいも多かった。
※雑俳・柳多留‐二一(1786)「もんがくはぐゎゑんにするといい男」
② 江戸城見付の警護に当たった奴(やっこ)
③ (①に乱暴な者が多かったところから) ならずもの。無頼漢地回り
歌舞伎黄門記童幼講釈(1877)序幕比丘尼宿と申しまするは〈略〉、兎角ぐゎえんや中間の銭貰ひに困りますゆゑ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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