化学辞典 第2版 「臨界ミセル濃度」の解説
臨界ミセル濃度
リンカイミセルノウド
critical micelle concentration
略称CMC.界面活性剤を水に溶解させると,濃度が十分に低いときはほぼ分子状に分散して溶解するが,ある濃度以上では会合体(ミセル)を形成する.このときの濃度を臨界ミセル濃度という.界面活性剤溶液の比電気伝導率,浸透圧,比粘度,表面張力,当量電気伝導率などの諸物性は,臨界ミセル濃度前後でいちじるしく変化する.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報