自破砕溶岩(読み)じはさいようがん(英語表記)autobrecciated lava

改訂新版 世界大百科事典 「自破砕溶岩」の意味・わかりやすい解説

自破砕溶岩 (じはさいようがん)
autobrecciated lava

溶岩流流動中や固化時に生ずる破砕された部分。その部分だけ見れば火山角レキ岩である。地下でも生じうるが,地表,特に水底で表面固化後の内部の流動で生ずることが多い。水底溶岩の自破砕構造とよばれるものは水で急冷破砕されて生じたものが多い。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android