自賛・自讚(読み)じさん

精選版 日本国語大辞典 「自賛・自讚」の意味・読み・例文・類語

じ‐さん【自賛・自讚】

〘名〙
自作の画または自分の肖像画に、自分で賛を書くこと。自画自賛
梅松論(1349頃)下「ことに仏法に帰し、夢窓国師開山として天龍寺を造立し、一切経を書写御願を発し、身づから図絵し、自讚御判有」
② 自分で自分の行為や自分に付随した事柄などをほめること。自慢。自画自賛
江談抄(1111頃)五「雖自讚又非謂」
徒然草(1331頃)二三八「いささかの事をも、いみじく自讚したるなり」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一「自賛では無いが祖先代々随分隠徳を積むだので」 〔漢書‐東方朔伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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