臭い物に蓋をする(読み)クサイモノニフタヲスル

デジタル大辞泉 「臭い物に蓋をする」の意味・読み・例文・類語

くさものふたをする

悪事醜聞などを、他に漏れないように一時しのぎに隠そうとするたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「臭い物に蓋をする」の解説

臭い物に蓋をする

悪臭を放つものが入っている容器に、臭気が外にもれないようにふたをする。悪事やスキャンダルなど、不都合なことが外部にもれないように、一時しのぎの手段や方法を講じることのたとえ。

[使用例] 臭いものには蓋をしろといって、「猥褻」という蓋を性のことの上にかぶせてしまう俗物主義は、反省されなければなるまい高橋義孝文学と猥褻|1957]

[解説] 表面をとりつくろうだけで本質的な解決にはならないことを示唆して用います。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android