至仁(読み)シジン

デジタル大辞泉 「至仁」の意味・読み・例文・類語

し‐じん【至仁】

[名・形動]この上なく恵み深いこと。また、そのさま。
天道果して―にして博愛ならんには」〈福沢福翁百話

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精選版 日本国語大辞典 「至仁」の意味・読み・例文・類語

し‐じん【至仁】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) この上なくめぐみ深いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「尋智開明智、求仁得至仁」(出典:経国集(827)一〇・扈従聖徳宮寺〈淡海三船〉)
    2. 「天道果して至仁(シジン)にして博愛ならんには」(出典:福翁百話(1897)〈福沢諭吉〉三)
    3. [その他の文献]〔漢書‐司馬相如伝下〕

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普及版 字通 「至仁」の読み・字形・画数・意味

【至仁】しじん

恵み深い。

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