至穿鑿(読み)いたりぜんさく

精選版 日本国語大辞典 「至穿鑿」の意味・読み・例文・類語

いたり‐ぜんさく【至穿鑿】

〘名〙
① 粋の限り、ぜいたくの限りを尽くし、いろいろ吟味して、自分好みに合わせること。ぜいたくこのうえない物好み。しゃれすぎた物好き。
浮世草子好色一代女(1686)四「人しらぬ物入次第にいたりせんさくの世なり」
② うるさく知ろうとすること。
※にごりえ(1895)〈樋口一葉〉二「ああ貴君(あなた)もいたり穿索(センサク)なさります」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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