致知学(読み)ちちがく

精選版 日本国語大辞典 「致知学」の意味・読み・例文・類語

ちち‐がく【致知学】

  1. 〘 名詞 〙 形式論理学のこと。明治初期に、西周が「Logic」の訳語として、ギリシア以来の形式論理学の紹介に用いた。
    1. [初出の実例]「第一 Logic (致知学)なるものは、希の λoγoσ (ロゴス 語)英の話すなる字にして、即ち Rhetoric (文章学)に基き言語の上りて人と話すに及び、此話しよりして事物に就て是非黒白を論弁するより、上りて致知学に至るなり」(出典:百学連環(1870‐71頃)〈西周〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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