興作(読み)こうさく

精選版 日本国語大辞典 「興作」の意味・読み・例文・類語

こう‐さく【興作】

〘名〙
宮殿寺社などを造営すること。
※醐醍寺文書‐延元三年(1338)五月一五日・北畠顕家奏状「三ケ年間万事止興作、一切断奢侈」
事業会社などを新しくはじめること。事をおこすこと。
泰西国法論(1868)〈津田真道訳〉一「国家其私財を出し産業を興作し」 〔春秋左伝注‐隠公元年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「興作」の読み・字形・画数・意味

【興作】こうさく

おこる。〔中論、下、暦数王の興作するは、未だ天時を奉贊して以て人事を經せざるらざるなり。故に孔子春秋を制し、人事を書して因るに天時を以てす。以て二物相ひ須(ま)ちてるをらかにするなり。

字通「興」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android