興福寺 金剛力士像

山川 日本史小辞典 改訂新版 「興福寺 金剛力士像」の解説

興福寺 金剛力士像
こうふくじこんごうりきしぞう

もと興福寺西金堂の仏像治承兵火で焼けた興福寺の再興期に造立された像で,13世紀初めの作とみられる。やや誇張的ではあるが,力動感あふれる肉体表現や徹底した写実性は,鎌倉彫刻典型ともいえる。寺伝では定慶の作と伝える。高さ阿(あ)形154.0cm,吽(うん)形153.7cm。国宝

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android