舌は禍の根(読み)シタハワザワイノネ

デジタル大辞泉 「舌は禍の根」の意味・読み・例文・類語

したわざわい

言葉災難を招くもとであるということ。口は禍のかど
[類語]口はわざわいかど口から高野こうや口の虎は身を破る口を守るかめの如くす舌のつるぎは命を絶つ蛙は口ゆえ蛇に呑まるるも舌に及ばず駟馬しばも追うあたわず

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精選版 日本国語大辞典 「舌は禍の根」の意味・読み・例文・類語

した【舌】 は 禍(わざわい)の=根(ね)[=門(かど)

  1. ことばは禍を招くもと。禍は多くことばから起こるものであるということ。口は禍の元。〔天草本伊曾保(1593)〕
    1. [初出の実例]「言葉は出てかへらず。かりにも怒(いかる)まじ。口は善悪の門、舌(シタ)はわざはひのねともいへり」(出典:仮名草子・悔草(1647)上)

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