舌長(読み)シタナガ

デジタル大辞泉 「舌長」の意味・読み・例文・類語

した‐なが【舌長】

[名・形動ナリ]言葉が過ぎること。偉そうに物を言うこと。また、そのさま。
「お口が広いといふも―な事」〈浮・織留・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「舌長」の意味・読み・例文・類語

した‐なが【舌長】

〘名〙
① (形動) 自慢して言うこと。広言すること。口が過ぎること。また、そのさま。
※玉塵抄(1563)二〇「人間の者は舌長に人の是非を云ぞ」
浮世草子西鶴織留(1694)四「お口が広いといふも舌長(シタナガ)な事」
② 「したながあぶみ(舌長鐙)」の略。〔大乗院寺社雑事記‐寛正二年(1461)三月二三日〕

した‐なが・い【舌長】

〘形口〙 したなが・し 〘形ク〙 ことばが過ぎる。広言である。言い方が生意気である。
※俳諧・俳諧三部抄(1677)上「君かとは舌なかい事御代の春〈幸資〉」

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