舒林寺(読み)じよりんじ

日本歴史地名大系 「舒林寺」の解説

舒林寺
じよりんじ

[現在地名]沼田市 材木町

材木ざいもく町の南端東にある。慈眼山と号し曹洞宗本尊釈迦如来。「沼田根元記」によれば、文明四年(一四七二)に没した沼田長忠の菩提寺として庭庵を開山に迎え創建。天正八年(一五八〇)武田側についた沼田衆に包囲されたさるきよう要害(現利根郡新治村)の小田原北条方尻高左馬助は要害を捨て当時後閑ごかん(現同郡月夜野町)にあった当寺で自害伽藍に火を放っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android