舞下(読み)まいおりる

精選版 日本国語大辞典 「舞下」の意味・読み・例文・類語

まい‐お・りる まひ‥【舞下】

〘自ラ上一〙 まひお・る 〘自ラ上二〙 舞いながらおりる。ふわりとおりる。まいくだる。
小学読本(1884)〈若林虎三郎〉三「一羽大鷲、翼を振ひ舞ひ下りて直に此の雛を攫みて空中遙に飛び去れり」

まい‐さが・る まひ‥【舞下】

〘自ラ四〙 舞うようにしておりてくる。また、ゆれながらさがる。ぶらさがる。
平家(13C前)一一「主もなき白旗ひとながれまいさがって、源氏の船のへに」

まい‐くだり まひ‥【舞下】

〘名〙 機嫌良く舞いながら都を出ること。
※虎明本狂言・雁かりがね(室町末‐近世初)「御とをりをくださるる、三ばいづつたべて、舞くだりに仕れ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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