船内荷役(読み)せんないにやく

世界大百科事典(旧版)内の船内荷役の言及

【港湾荷役】より

…もっとも貨物の揚卸個所が河岸に沿って多くある場合,また隣接の港に分散して貨物の集散を行う場合は,はしけによる沖荷役が有利なときもある。 貨物輸送の責任限界はふつう船の玄側であり,船内での荷役(船内荷役)は船主側が代理業者を用いて行い,また内陸と玄側との間は荷主側が各種の港湾運送業者に行わせる。陸と船内との間の貨物の輸送は,各種の業者によって複雑な経路をたどるので,そのつど,責任を明確にするため検数,鑑定,検量を行う必要が生じ,とくに外国貿易ではこの間,検疫,通関手続に伴った荷役が加わるので,港湾内の荷役のための時間,費用が全輸送系の半分近くを占めることがある。…

※「船内荷役」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android