船底天井（読み）フナゾコテンジョウ

デジタル大辞泉

ふなぞこ‐てんじょう〔‐テンジヤウ〕【船底天井】

中央が両端より高く、船底を逆さにしたような形の天井。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ふなぞこ‐てんじょう‥テンジャウ【船底天井】

1. 〘 名詞 〙 天井板を船底のようにそらせて造ってある天井。

出典　精選版 日本国語大辞典

家とインテリアの用語がわかる辞典

ふなぞこてんじょう【舟底天井】

中央が両端より高くなった山形の天井。茶室や数寄屋造り、昔の浴室などで多く用いられた。平らな天井より部屋を広く感じさせる効果がある。◇舟を裏返したときの底の形に似ることから。

出典　講談社

リフォーム用語集

船底天井

和室に見られる天井形式。中央部が両端より勾配を持って高くなった天井のこと。見上げると船底のように見えるためそう呼ばれる。

出典　リフォーム ホームプロ

世界大百科事典（旧版）内の船底天井の言及

【天井】より

…白木の天井板を平面にならべて張り，格縁などの装飾的な部材をいっさいもたない簡素な天井である。このほか天井が舟底のような形をした〈舟底天井〉があり，三千院本堂は名高い。　天井にはその周囲に斜めの立ちあがりのあるものが多い。…

※「船底天井」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」