船浮湾(読み)ふなうきわん

日本歴史地名大系 「船浮湾」の解説

船浮湾
ふなうきわん

西表いりおもて西岸にあるリアス海岸をなす湾。舟浮湾とも記す。一八八四年、八重山諸島に来航した英国軍艦サマラン号の艦長ベルチャーが記した「サマラン号来航記」に、西表島南西にあるとされるセイモア湾Seymour Bayは当湾のこととみられる。東の元成屋もとなりや崎、西の桃原とーばる崎を湾口として北に開き、湾口の幅一・五キロ、奥行三・八キロの南に狭くなる三角形状の湾。最大幅は湾口近くの二・一キロ。湾岸出入りの多い海岸線を呈し、全体的には急斜面で囲まれ森林地帯になっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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