船舶荷役(読み)せんぱくにやく

改訂新版 世界大百科事典 「船舶荷役」の意味・わかりやすい解説

船舶荷役 (せんぱくにやく)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の船舶荷役の言及

【港湾荷役】より

…こうした荷役システムに応ずるよう,埠頭クレーンなどの荷役機械,埠頭構造も改善されてきており,これに伴って従来天候に左右されるため就労が不安定で,かつ重量物を扱うなど過酷な条件下におかれていた港湾労働者の労働条件も向上してきている。港湾運送業【長尾 義三】
【船舶荷役】
 船に積載可能な貨物量は,容積面では船倉の載貨容積で制限され,また重量面では船体,機関,さらに燃料,食糧,飲料水などの重量との合計が満載排水重量を超えないよう制限されるが,安全性を確保するため,重量による制限が優先される(喫水)。船の船体,機関の重量は軽荷重量,貨物,燃料,食糧,飲料水その他の重量は載貨重量と呼ばれ,これらの合計の最大の許容重量が満載排水重量である。…

【港湾労働】より

…港湾労働者の雇用関係は不安定で,日雇で仕事にあぶれることが多く,手配衆から賃金をピンはねされ,けがや病気は手前もちである。このような事情は,船舶荷役事業本来の〈波動性〉に起因するという見方が一般にはされている。しかし法的には船舶荷役は海上物品運送契約に基づく行為の一部であって,海上運送人(契約により船舶による貨物の運送を引き受けた者)が行うのがたてまえである。…

※「船舶荷役」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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