船賃(読み)フナチン

デジタル大辞泉 「船賃」の意味・読み・例文・類語

ふな‐ちん【船賃】

船に乗ったり、船を雇ったりするときに支払う料金。また、物を船で運ぶときの料金。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「船賃」の意味・読み・例文・類語

ふな‐ちん【船賃】

〘名〙
① 人や物を船で運ぶ際の料金。船に乗ったり、船を雇ったりするときに支払う料金。
延喜式(927)二六「北陸道〈略〉海路 自勝野津大津船賃、米石別一升」
女郎の揚げ代。
滑稽本・無飽三才図会(1850)「娼(おやま)はお定まりの舟賃で、ひんづに骨を折なるべし」

せん‐ちん【船賃】

〘名〙 荷物をのせたり人を乗せたりするための船の運賃。また、船のやとい賃。ふなちん。〔日葡辞書(1603‐04)〕
仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)三「小天龍、大天龍、舟渡の川あり、武士口は船賃(センチン)なし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android