艪掛神社(読み)ろかけじんじや

日本歴史地名大系 「艪掛神社」の解説

艪掛神社
ろかけじんじや

[現在地名]大内町馬篠

馬篠うましの東部、艪掛山の山頂に鎮座する。祭神倭迹迹日百襲姫命。懸櫓かけろ明神翔入かけりいり明神・首途かどで明神ともいう。社伝によると、馬篠浦は水主みずし神社祭神百襲姫命が着いたところで、海浜の松に艪を掛けて水主に向かったという。神社下方に近年まで艪掛松があった。かつて社内に古い艪があって宝物とされていたが、天正年間(一五七三―九二)の兵火で所在不明となった(讃岐国名勝図会)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android