色変わる(読み)いろかわる

精選版 日本国語大辞典 「色変わる」の意味・読み・例文・類語

いろ【色】 変(か)わる

① 色が変化する。色があせる。様子が変わる。
古今(905‐914)秋下・二七八「いろかはる秋のきくをばひととせにふたたびにほふ花とこそみれ〈よみ人しらず〉」
② 喪のために衣の色が薄墨色に変わる。
源氏(1001‐14頃)椎本「色かはる袖をば露のやどりにてわが身ぞ更におき所なき」
③ 昇進して衣の色が変わる。
曾丹集(11C初か)「松の葉の緑の袖は年ふともいろかはるべきわれならなくに」
④ 驚き、恐れ、怒りなどで顔色が変わる。特に、青ざめる。〔書言字考節用集(1717)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android