色尾村(読み)いろおむら

日本歴史地名大系 「色尾村」の解説

色尾村
いろおむら

[現在地名]島田市阪本さかもと

大柳おおやなぎ新田の西、岡田おかだ村の北に位置し、大井川右岸平地に立地する。高根森たかねもり古墳ほか数基の古墳が散在している。中世には井籠とも記された。永禄一二年(一五六九)一月二八日の徳川家康判物(朝比奈文書)に「六拾九貫文 いろう・初倉」とあり、家康は朝比奈十左衛門尉らに鶴見佐渡守旧領のうちの当地ほかを与えている。天正六年(一五七八)八月二三日・二四日徳川家康・同信康が小山こやま(現吉田町)を攻めた際、松平家忠は人足を井籠まで送っている(家忠日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android