色神(読み)シキシン

デジタル大辞泉 「色神」の意味・読み・例文・類語

しき‐しん【色神】

色覚しきかく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「色神」の意味・読み・例文・類語

いろ‐がみ【色神】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 男女の恋を取りもつ神。縁をとり結ぶ神。
    1. [初出の実例]「是こそ色神(イロガミ)の引合せとよろこび、則養子と定」(出典:浮世草子傾城色三味線(1701)大坂)
  3. 人を色の道へさそいこむ神。→色神送り
  4. 色道にすぐれること神のような女郎。色道の神ともいうべき女郎。
    1. [初出の実例]「中にもすぐれて色神といはれ給ふいづみやのくめ」(出典:浮世草子・好色由来揃(1692)五)

しき‐しん【色神】

  1. 〘 名詞 〙しきかく(色覚)
    1. [初出の実例]「日の光が、白らけた、殆ど色神(シキシン)に触れない程な黄いろを帯びて映じてゐる」(出典:青年(1910‐11)〈森鴎外〉二〇)

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